うなぎの基礎知識
うなぎのあれこれ
国産うなぎの品質と安全性
国内におけるうなぎの年間生産量
「うなぎといえば、浜名湖?」一般の消費者の方は未だこのような”浜名湖=うなぎ”の イメージが強いようですが、実際のところ生産量は減少傾向で以前のような勢いは 見られません。
近年では国内の鰻の養殖生産量トップは、九州の鹿児島で、次いで東海道の愛知県、そして宮崎県の3県となっており、この3県が全体の80%以上を占めるように昔とは 大きく変わりました。
うなぎ養殖
鰻の養殖は”ハウス式温水養殖池”がほとんどで、中の水温は28℃前後に加温しています。
この養殖池では、水産用水基準を満たした地下水(一部河川水)を用いて飼育しています。
冬から春にかけて採られたシラスウナギを半年から1年半くらいの間養殖し、0.2gのシラス ウナギは1尾200gから300gに育てられます。
成長したうなぎはいよいよ池から出されて出荷されますが、医薬品の残留検査と品質検査 が行われ厳しくチェックされています。
こうして安全性が確認された鰻は組合や流通業者の”活かし場”(いかしば)に運ばれ、太さ、重さなどのサイズごとに選別され、身を引き締めるために数日間餌を与えず、真水の シャワーの下に立てられます。
真水で締められた鰻は水、氷、酸素と一緒にビニール袋に詰められ、生きたまま全国の加工工場などに発送されます。
日本の養殖鰻の生産者は、消費者の皆様に安全で安心、そして高品質な鰻を提供することを使命と考え日夜努力しています。
土用の丑の日
土用について
昔、世の中の全てが木火土金水の五つの組み合わせで成り立つという五行説がありました。
その五行説を季節に割りあて四季に配当すると春=木、夏=火、秋=金、冬=水となり「土」だけが余ってしまいます。
そこで、「土」は全ての季節に均等に存在するもの」というこじつけで各季節の最後の18~19日間を「土用」としたのが始まりとのことです。
丑の日について
丑の日の「丑」は十二支の「丑」のことです。
年は今でも十二支を割り振っていますが、 実は十二支は日付や時刻、方角等にも適用されていて、12日に一度は「丑の日」がやって きます。
土用の期間の18~19日間にある丑の日が土用の丑の日となります。
(暦によっては1回の土用に2回丑の日があります。)
チェックしましょう
「土用丑の日はいつ?」
・2022年 令和4年 7月23日土曜日 二の丑 8月4日 木曜日
・2023年 令和5年 7月30日日曜日
・2024年 令和6年 7月24日水曜日 二の丑 8月5日 月曜日
・2025年 令和7年 7月19日土曜日 二の丑 7月31日木曜日
・2026年 令和8年 7月26日日曜日
・2027年 令和9年 7月21日水曜日 二の丑 8月2日月曜日
おどろくべきうなぎの栄養素
うなぎをもっと食べましょう!
今のように土用にうなぎを食べる習慣が一般化したきっかけは幕末の万能学者として有名な平賀源内が、うなぎが売れないので何とかしたいとうなぎ屋に相談され、「本日丑の日」と書いた張り紙を貼り出したところ、大繁盛したことがきっかけ だと言われています。
うなぎの栄養素
うなぎはビタミン豊富で実に栄養価 の優れた食品なのです。
たんぱく質はもちろんのこと、魚肉類に不足がちなビタミン群がたっぷりで、うな丼にお新香、お吸い物、食後に果物を食べることで
とても栄養バランスの とれた食事になるのです。
[主に多く含まれている栄養素]
・ビタミンA
・ビタミンE
・「DHA」ドコサヘキサエン酸
・「EPA」エイコサペンタエン酸




うなぎの生態は完全には解明されていませんが、最近の調査でうなぎは日本からはるか2千キロ南にある太平洋マリアナ諸島で生まれ、日本に戻ってくるという事が分かってきました。
しかしうなぎの生活史にはいまだに謎が多く、完全には解明されていません。
そのため産業として人工ふ化のうなぎの稚魚(シラスウナギという)を養殖に用いる ことが出来ません。
ですから、うなぎ養殖の生産者は、シラスウナギの確保を100%天然に依存しており、12月から4月までの期間に河川や海岸線で採ったシラスウナギを池に入れて養殖しています。
※シラスウナギ・・・体は透明、長さは約6㎝、爪楊枝程度で、重さは約0.2g