うなぎの基礎知識

うなぎのあれこれ

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国産うなぎの品質と安全性

うなぎの生態は完全には解明されていませんが、最近の調査でうなぎは日本からはるか2千キロ南にある太平洋マリアナ諸島で生まれ、日本に戻ってくるという事が分かってきました。
しかしうなぎの生活史にはいまだに謎が多く、完全には解明されていません。
そのため産業として人工ふ化のうなぎの稚魚(シラスウナギという)を養殖に用いる ことが出来ません。
ですから、うなぎ養殖の生産者は、シラスウナギの確保を100%天然に依存しており、12月から4月までの期間に河川や海岸線で採ったシラスウナギを池に入れて養殖しています。
※シラスウナギ・・・体は透明、長さは約6㎝、爪楊枝程度で、重さは約0.2g

シラス

国内におけるうなぎの年間生産量

「うなぎといえば、浜名湖?」一般の消費者の方は未だこのような”浜名湖=うなぎ”の イメージが強いようですが、実際のところ生産量は減少傾向で以前のような勢いは 見られません。
近年では国内の鰻の養殖生産量トップは、九州の鹿児島で、次いで東海道の愛知県、そして宮崎県の3県となっており、この3県が全体の80%以上を占めるように昔とは 大きく変わりました。

生鰻

うなぎ養殖

鰻の養殖は”ハウス式温水養殖池”がほとんどで、中の水温は28℃前後に加温しています。
この養殖池では、水産用水基準を満たした地下水(一部河川水)を用いて飼育しています。
冬から春にかけて採られたシラスウナギを半年から1年半くらいの間養殖し、0.2gのシラス ウナギは1尾200gから300gに育てられます。
成長したうなぎはいよいよ池から出されて出荷されますが、医薬品の残留検査と品質検査 が行われ厳しくチェックされています。

水槽1

こうして安全性が確認された鰻は組合や流通業者の”活かし場”(いかしば)に運ばれ、太さ、重さなどのサイズごとに選別され、身を引き締めるために数日間餌を与えず、真水の シャワーの下に立てられます。
真水で締められた鰻は水、氷、酸素と一緒にビニール袋に詰められ、生きたまま全国の加工工場などに発送されます。
日本の養殖鰻の生産者は、消費者の皆様に安全で安心、そして高品質な鰻を提供することを使命と考え日夜努力しています。

水槽2

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